今日のつぶやきNZ向け : タカタエアバッグの不具合について②

こんにちは。ニュージーランドクラシックの 村東 みやこ です。

今日は当ブログへお立ち寄り頂き、誠に有難うございます。

 

前回お話ししたタカタエアバッグリコールについて、続きです。

前回の内容はこちら http://www.nz-classic.com/diary-detail/36

 

ニュージーランド政府は、この問題に対し次のような対策を講じています。

 

まず、切断されたエアバッグの配線を再度繋ぎ直すこと。

 

これは、ニュージーランドにおいてはリコール車両の修理見通しがまだ立っていないことや

エアバッグ自体が作動しない状況は、交通事故が起こった際に大変危険であるという状況を

考えた上での対応策と言えます。

 

①    輸入車検時(コンプライアンス)でのチェックと再接続

②    既に輸入されている車のリコール対応について、各メーカーや輸入業者と話し合い中であり、同時に早急にエアバックが作動しない車両の割り出しに努める。

③    WOFでのチェックと再接続

 

<一般ユーザーへの影響について>

a) これから車の購入を考えている場合

日本側で車を購入する場合は、できるだけ船積み前にリコール修理を済ませているか確認し、済ませていない場合は各ディーラーでリコール無料修理を行うことをお勧めします。車がニュージーランドへ到着した際に行われるコンプライアンスで、エアバッグの配線をチェックし、切断されているものは接続し直す作業が追加されます。(日本側で修理作業を行っても、ニュージーランドの輸入車検時には一旦チェックが入ります。)

ニュージーランドで車を購入する場合は、購入前にリコール修理を済ませているか確認をし、済ませていない場合は、納車前に修理をしてくれるのかを確認する必要があります。

 

b)既に車を購入済みでリコール対象になっている場合

特に、エアバッグの配線が一時的に切断されている車両は、リコールが発表された2015年以降に購入・輸入された車両です。WOF更新の際に、対象車両はエアバッグの配線をチェックし、切断されているものは接続し直す作業が追加されます。エアバッグ不具合修理については各メーカーにご相談ください。

 

エアバッグリコール対象車とエアバッグ配線切断対象車、少しややこしいですが、上に挙げたa)とb)については、エアバッグの不具合の修理を目的とした、個人個人でできる対処方法ですが、ニュージーランド政府が出している対処案①と③は、エアバッグの不具合を防ぐため、エアバッグを作動しないようにしている線を一旦戻すというもので、エアバッグの不具合そのものは問題が残っている状態です。

 

今後、新しい情報が入りましたら、このブログでもお伝えしていきます。

 

 <写真提供Stuff.nz>